はっぴぃプラザの就労移行を利用して仕事についたAさんは、順調に仕事を続けていました。しかし持病の腰痛が再発し、せっかく就職できた仕事を辞めたくなく、腰をかばいながら頑張りすぎてしまいました。その結果、とうとう休職を余儀なくされました。Aさんのように、働く意欲があっても働けない方も多いと思います。

 そしてAさんは又、はっぴぃプラザに相談してくださいました。働く気があるのに働けないというもどかしい気持ちはとてもよく伝わってきました。当然働く意欲は強くお持ちなので、再びはっぴぃプラザの就労移行を利用することになりました。

 Aさんは働く意思が強く、また生活費を稼ぐという目的もお持ちなので、早期に就職を目指せるようにともにがんばっていくことにしました。しかし問題は腰の痛みですので、治療を継続しながら取り組んでいくことになりました。

 利用当初は腰の痛みによって1時間以上かけてはっぴぃプラザに通所されるといった状態で、時にはお休みされることもありました。通所がままならないとなれば、普段の生活へも支障をきたしているこたが予想されましたので、お住まいの環境を確認させていただきました。お一人暮らしで、買い物も思い通りにならず、コンビニのお弁当や飲み物の空き容器が散乱しており、健康面だけではなく生活面でもお困りであることがわかりました。

 そこで掃除や食事などをお手伝いして下さるホームヘルプというサービスをご提案させていただきました。やはりAさんは今まで全く知らなかったサービスで、お金がかかかるかもしれないという不安はあったようですが、就職するために必要なことだと少しずつご理解いただきながら利用に至りました。サービス利用に至るわずらわしさについても、相談支援事業所様をご紹介したりとスムーズにいくようにサポートさせていただきました。

 また通院を重ねる中でお医者さんから病状の説明は受けてはいたのですが、痛みは治療すれば治ると思われていたようです。しかし実際は体を休めて、痛みとうまく付き合っていくことが求められていました。まずはそこを一緒に理解することから始めました。Aさんはこれまでに主に体を使うお仕事を従事されてきました。ホテルの皿洗い、商業施設の廃棄物処理など力仕事がメインでした。

 腰の痛みとうまく付き合いながら、どんなお仕事を選ぶのか。Aさんにとっては、やったことのないお仕事を自ら選択することは難しく、ご不安も大きかったようです。

 しかし、「やりたい仕事ができる仕事とは限らないし、できないと思っているものが天職かもしれない」と話し合いを重ねながら、企業実習に参加することになりました。

 実習内容は、福祉施設内の清掃作業です。掃除に関しては、好きでもないし得意でもないといった印象をお持ちでしたが、しっかりと指示をくれて評価もしてくれる指導者との出会いもあり。実習は満足のいくもでした。また仕事内容については、気が付けば自分にもできるんだと実感されたようです。

 そんな中、この企業で働きたいという思いが出てこられました。以前の電車通勤に1時間かけていた時と比較すると、バスと徒歩で30分の距離で体への負担が少なくなったことと、何よりその企業にお勤めの社員の方々がとても親切な方が多いことあが動機となったようです。

  早速はっぴぃプラザのスタッフが交渉に入り、1日4時間、週に3日での雇用契約を結ぶことができました。

 はっぴぃプラザでは7月1日より、就労定着支援事業「はっぴぃネクスト」を開始しました。就職した後も「はっぴぃネクスト」でしっかりとフォローさせていただいています。

Aさんも久しぶりの就労で、こころの部分でも不安に感じられることもありましたので定期的な面談と、はっぴぃプラザスタッフにより企業訪問を行い、Aさんと企業との間に入らせいただいています。Aさんは作業指示を理解できているか不安でよくわからないと感じていらっしゃたので、そのあたりの状況確認をはっぴぃプラザスタッフで指導者に確認させてもらったりしました。結果的には指導者の指示通りに作業することができていたようで、ゆっくりと業務を覚えていきましょうとお声かけさせるくらい、良い環境だということをあらためて実感されたようです。

 また腰の痛みは、1日おきのお仕事のため、翌日にしっかりと休めることができ、体調管理も万全で働き続けやすい状況となっています。

 就職されてもう1年が経ちましたが、満足のいくお仕事に巡りあえて幸せだとのことです。お仕事面では少しずつ、自分一人でできることを増やしたいとレベルアップを目指して頑張っていらっしゃいます。

 このように、はっぴぃプラザでは、単に就職を目指すのではなく、衣食住をはじめ生活面についてもアドバイスやサポートを行い、長く働き続けられるようにお手伝いさせていただいています。